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洗面・脱衣所は分けるべき?メリット・デメリットや分ける時のポイントを解説

最近は間取りを考える際、洗面所と脱衣所を分けるという選択肢がよく検討されます。

そんな中、こんな疑問点も浮かび上がります。

洗面所と脱衣室って…
  • 実際は分けた方が良い?
  • 分けない方が使い勝手は良いのかな?
  • 両方のメリットデメリットを知ってから検討したい

そこで本記事では洗面所と脱衣所の間取りの決め方について、専門家の立場から解説します。

本記事の具体的な内容
  • 洗面・脱衣所を別にした時のメリット・デメリット
  • 洗面・脱衣所を一緒にした時のメリット・デメリット
  • 自分達に向いている洗面脱衣所の間取りは?
  • 洗面・脱衣所でよくある質問

これらの内容を解説していきます。

本記事を読むことで、失敗しない洗面所・脱衣所の間取りが作れます。

ぜひ一通り確認してください。

目次

洗面・脱衣所を別々にした時のメリット

洗面・脱衣室を別々にした間取りでは、どんなメリットがあるのでしょうか。

具体的に紹介します。

洗面所と脱衣所を同時に別の人が使える

帰宅してすぐに手や顔を洗いたい時に、ちょうど他の家族がお風呂に入っていると気を遣ってしまいます。

また朝からシャワーを浴びたい時に、他の家族と朝の準備がかち合うという事態もさけられます。

独立した洗面所や脱衣室があれば、他の家族に気兼ねなくそれぞれを使うことができます。

特に家族集まる朝や就寝前の時間に、洗面と脱衣室が同時に使えるよう分けられた間取りは便利です。

来客時にも同様に便利な間取りになります。

脱衣所の生活感が来客に見られない

脱衣所には洗濯機を置くことが多く、脱いだ洗濯物や洗濯用品なども置くことになります。

脱衣所と別であれば脱ぎっぱなしの洗濯物が…などという心配もありません。

来客があり、手を洗いたいという時など気持ちよく使ってもらえることでしょう。

洗面所も余計なものを置く必要がなく、スッキリと見せることができます。

収納計画が立てやすい

洗面所と脱衣所が別なら、洗面用品と洗濯用品の収納場所も別になります。

洗濯用品のストックは洗濯機がある脱衣所へ、歯ブラシなどの細々したものは洗面所へなど分けて収納することができます。

そのため収納計画が立てやすく、片付いた状態が作りやすくなります。

洗面・脱衣所を別々にした時のデメリット

洗面所と脱衣所が別になることで生まれるデメリットにも触れておきます。

洗面所と脱衣所を別にした時のデメリット
  1. 2部屋分の床面積が必要
  2. 動線が長くなる

気になる場所へタップして移動します

2部屋分の床面積が必要

洗面も脱衣もそれぞれ独立した部屋になる分、一緒にした場合より当然 床面積を使います。

家全体の床面積にある程度の余裕がないと間取りを圧迫してしまう可能性があります。

動線が長くなる

洗面所と脱衣所が別の場所にある分、家事や生活の動線も長くなります。

水回りの掃除や身支度などの負担も若干増えるかもしれません。

洗面・脱衣所を一緒にした時のメリット

それでは逆に、洗面所と脱衣所が一緒の場合はどうでしょうか。

まずはメリットから紹介します。

洗面所と脱衣所を一緒にした時のメリット

省スペースでコストもカットできる

洗面・脱衣が1部屋にまとまるため、2部屋に分けるより面積もコンパクトになります。

2部屋作るより工事コストの節約になります。

家事を時短にできる

浴室につながり洗濯機も置く脱衣所と洗面が1部屋にまとまっていれば、家事効率はとても良くなります。

水回りの掃除や洗濯が1部屋で済むため、家事の時短を求める場合は特におすすめです。

その場合、それぞれを独立させるよりも一部屋として広めに床面積を取れると良いでしょう。

片付けようという気持ちになる

洗面室と脱衣室が別々だと来客時を特に気にする必要がないため、気をつけないと散らかしっぱなしになってしまいます。

その点では一部屋にしていると、人目に触れるので常に片付けようという気持ちになります

定期的に来客がある家庭だと意識して綺麗を保つことができます。

洗面・脱衣所を一緒にした時のデメリット

洗面・脱衣を同じ部屋にした場合のデメリットを挙げておきます。

将来も見据えて確認してください。

洗面所と脱衣所を一緒にした時のデメリット

思春期以降の子供が嫌がる可能性がある

入浴中に他の家族や洗面を使う状況は、特に思春期の子供は嫌がる可能性が高いです。

お風呂上がりのお父さんと鉢合わせするのが嫌で娘が洗面を使えない、お父さんも気をつかう…という状況も良くあります。

脱衣所に出ず浴室内にいても、ほとんどの浴室ドアは半透明ですから気配はどうしても感じます。

鉢合わせを避けるためにも脱衣所に鍵をつけるなどの対応をした方が良いでしょう。

生活感が出てしまう

来客を洗面所に案内した時に、うまく片付けておかないとどうしても生活感をお見せすることになります。

お店ではないので多少の生活感は仕方のないことですが、気になる人もいるでしょう。

洗濯機や洗濯物、洗剤や浴室掃除グッズなどが視界に入ると、生活感が増して散らかった印象になってしまいます。

そのため、毎日の片付けは必要になってきます。

洗面所に湿気がこもりやすい

洗面と脱衣が一緒だと、浴室の湿気が洗面所にこもりやすくなります

そのため、対策をしないとお風呂上がりに鏡が曇ったり、ジメッとした空気を感じてしまいます。

身支度や来客の手洗いの際に、その熱気や湿気が不快に感じやすいというデメリットがあるのです。

洗面所と脱衣所を分けた方がいい人は?

「洗面所と脱衣所を分けた方がいい人」を挙げていきます。

迷ったら必ずチェックしましょう。

洗面所と脱衣所を分けた方がいい人は?

異性の家族がいる

男女関係なく、これから思春期を迎えるお子さんがいる場合は洗面所と脱衣所を分けた間取りをおすすめします。

入浴中に他の誰かが洗面を使っていると誰しも気になるものです。

特に思春期の時期にはストレスを感じることがあります

思春期以降も不便にならないようにしましょう。

家族の人数が多い人

家族が多いと、浴室・脱衣所(選択)・洗面所すべてが同時に使われる機会も多くなります。

家の中を渋滞させないためにも、部屋を分けて動線を分割した間取りが良いでしょう。

家族の人数が多い家庭も、洗面と脱衣は分けることをおすすめします。

来客が多い人

来客が多い人は、洗面所を独立させて脱衣所と分けた方が使い勝手が良くおすすめです。

入浴や洗濯の間も気兼ねなく洗面を使うことができて、洗面所の生活感も出にくくなります。

また、突然の来客時も脱衣所が散らかっていてもすぐに隠すことができます。

脱衣所で洗濯物を干したい人

洗濯物を洗濯機からそのまま脱衣所で干したいなら、洗面所と脱衣所は分けた方が良いでしょう。

来客の手洗いも脱衣所とは別の部屋になるので、干したままの洗濯物を気にする必要がありません。

家事の動線も短くなるので部屋干し派にはおすすめの間取りです。

洗面所と脱衣所を兼用した方がいい人は?

洗面所と脱衣所を兼用し、同じ部屋にした方がいい人について挙げていきます。

こちらもしっかり確認してください。

住宅にあまり広さをとれない人

住宅の計画の中では、家族が過ごす時間の長いリビングを広く確保したいものです。

そうすると住宅に広さをあまりとれない場合、その他の部屋はどうしてもコンパクトになります。

洗面所と脱衣所も1部屋にまとめて兼用とし、可能な限り省スペースで計画しましょう。

掃除の時間や手間を最小限にしたい人

洗面所と脱衣所が分かれている場合、どうしても掃除の時間は増えてしまいます。

掃除の時間や手間を最小限に抑えたい人は、洗面所と脱衣所をまとめた方がいいでしょう。

水回りの掃除や洗濯が1か所でできるため、動線が短くなり時短にできます。

家族の身支度・入浴時間が重ならない人

身支度や入浴など、家族の生活時間帯が重ならない人は洗面・脱衣所は兼用で良いでしょう。

身支度などは毎日のことですので、ストレスにならない環境であれば一部屋にまとめても問題ありません。

床面積や工事費の節約にもなるのでコスト面からもおすすめです。

片付けの得意な人

洗面と脱衣所が一部屋の場合、洗う前の洗濯物があったりとどうしても散らかりがちになります。

ただ片付けが得意な人ならば、洗面・脱衣を同室としてもデメリットは特にありません。

来客が手を洗うために入室しても、脱衣所まわりが整然としていれば生活感を感じにくいでしょう。

洗面・脱衣所についてよくある質問

ここまで洗面所・脱衣所を分けること、一緒にすることについてあらゆる側面から解説してきました。

ここからは洗面所・脱衣所でよくある質問に対して答えていきます。

具体的に間取りを考える際の参考にしてください。

そもそも洗面所と脱衣所の違いは何?

洗面所と脱衣所の用途の違いを把握すると間取りをイメージしやすくなります。

洗面所は手や顔を洗って身だしなみを整える場所で、脱衣所は入浴前に衣服を脱ぐ場所です。

洗面、脱衣それぞれに必要な物を整理し収納計画を考えましょう。

また「洗面で身支度した後ファミリークローゼットで着替えたい」など、前後の動線も想定して希望の間取りを挙げていきましょう。

洗面と脱衣にはどのくらいのスペースが必要?

洗面と脱衣に必要なスペースは、部屋を分ける場合と兼用する場合で異なります。

部屋を分ける場合は洗面が1帖、脱衣は洗濯機置場を含めて2帖の合計3帖は確保しましょう。

兼用する場合には、洗面脱衣併せて2帖は必要です。

室内で洗濯を干す場合や洗面所を2名同時に使いたい場合は、これらより若干広さが必要です。

設計士に相談しながらスペースを調整することをおすすめします。

広さの関係で洗面所と脱衣所を分けられない場合の対処法は?

洗面所と脱衣所を分けたいのに広さが足りない…という場合には、1部屋をゆるやかに仕切ることで対処します。

例えば洗面と脱衣の間に収納棚を置いて視界を遮る方法が有効です。

部屋の中央に棚を置くスペースが確保できない場合には、間仕切のロールスクリーンを天井に取り付けるのも有効です。

その場合、ロールスクリーンは耐水性の素材を選びましょう。

洗面所と脱衣所のどちらに洗濯機を置くべきか?

結論からいうと、洗濯機は脱衣所に置くのがおすすめです。

【脱衣所で脱いだ衣服を家族が各自で洗濯機に入れる→そのまま洗濯する】という流れが最も効率的です。

間取りの制約で洗面所に洗濯機を置く場合でも、脱衣所に洗濯カゴを置けば洗濯機への移動が1度で済みます。

まとめ:洗面所と脱衣所は分けるべき?そのメリットやデメリットなどを解説

今回は洗面所と脱衣所の間取り分けるべきか?などについて解説しました。

最近は分かれている間取りも多くなっていますが、どのようにするかは迷うところだと思います。

住む人によって、向き・不向きが必ずあります。

本記事を参考に、家族構成や生活スタイルをふまえて自分達に合った間取りを見つけてください。

他にも人気の間取りについてはこちらで解説しています。

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