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保存版!施主検査でチェックするポイントや持参するといい物リスト!

いよいよ家が完成!の前に最終的に行われる施主検査があります。

実は、この施主検査って非常に大事な検査です。

大事な検査だからこそ、事前準備が必要です。

事前にしっかりと準備しないと、もしかしたら後悔することになるかもしれません。

今回は、施主検査の前に準備すること・当日持って行くものなど、施主検査に関する全てを解説していきます。

目次

施主検査とは?

施主検査とは「住宅の完成」~「引渡し前」までの期間に行ういわば最終の検査です。

名前の通り、施主が自ら確認をして検査を行います。

お金を出した施主(あなた)が依頼した内容・仕上がりをチェックをします。

当日は住宅会社の担当者同席で行われ、建物の確認を進めていきます。

施主検査についてもう少し詳しく解説していきます。

施主検査

どうして施主検査をするの?

施主検査の一番の目的は、不具合の確認とそれの改善です。

住宅に関しては、多くの職人さんが出入りを行い工事を行っていきます。

人間の手でやる以上、ミスや失敗がないとは言えない
また、途中で気が付かなれなかった傷などが発生している可能性は充分ある

そうした不具合を見つけていくための最後の検査として施主検査を行います。

施主検査の前に社内検査が行われる

社内検査はと、建築会社が事前に工事にキズや不具合がないか自分たちでチェックする検査のこと

会社によってまちまち…
  • 社内検査は会社によっては甘くチェックされる場合もある(社内の目だから緩い会社も有)

事前に準備することで、施主自身も落ち着いて施主検査に挑むことができます。

施主検査をする時期(タイミング)は?

通常、施主検査は引き渡しの1〜2週間前に行われます。

STEP
建物完成

クリーニング(社内検査の一週間前 程度)

STEP
社内検査

社内検査での手直し(施主検査の一週間前)

STEP
施主検査

施主検査での手直し(引き渡しの1〜2週間前)

STEP
引き渡し

可能であれば引き渡し当日の引っ越しは避けた方が良い

基本的に不具合の対応は引渡しまでに完了を目指します。

大きいミスなどの場合は後日対応などになることもありますので、その場合もきちんと対応してもらいましょう。

工程なども影響しますが、引き渡しの1週間以上は前までには済ませましょう。

施主検査の事前準備

施主検査を行う前に事前に準備をするとしないでは大きく変わってきます。

施主検査を行う前の準備について解説していきます。

施主検査前の事前準備
  1. 最終図面の確認
  2. 色柄などの仕様確認
  3. 現場への事前訪問

気になる場所へタップして移動できます。

最新図面の確認

図面は打合せ結果を反映して、契約後も随時更新されていきます。

まずは現場を確認する前に、図面に打合せ内容が反映されているか確認しましょう。

古い図面が現場に残っていてそのまま進んでしまった…ということが、建築の現場では非常に多い

議事録等が残っている場合は、照らし合わせるとより正確になります。

特に途中で変更したものや通常と違う仕様にした場合は注意して確認しましょう。

色柄などの仕様確認

水まわりの仕様やクロス・カーテン・建具・外壁等の、仕様は事前に確認しましょう。

特にキッチン・風呂・洗面・トイレなどの仕様に関しては、図面に記載されていないことが多い。

水回りメーカーのプランボードを必ず確認しよう!

現場への事前訪問

一般的に施主検査は完成した家を初めて見るタイミングとなります。

可能であれば、施主検査の前に現地を先に見る事をお勧めします。

タイミングが一番ベストは社内検査の後~施主検査の前です。社内検査後は養生(保護剤)が取られており

家の全体を見ることができます。

待ちに待った家の完成で気分が上がり、検査に集中できないこともある

事前訪問の際にはスマホ等で動画を撮っておくのもいいでしょう。

その動画を使って色などの仕様確認が家で事前にできれば、

当日は傷などの検査に集中できます。

施主検査で持って行く物は?

施主検査を行う時に手ぶらではなく、しっかりと記録するために必要なものを持って行きましょう。

施主検査には以下の物を持っていきましょう。

スマートフォン(カメラ・ライトを兼用)

改善後に見比べる為にも、自分のスマートフォンで撮影することをオススメします。

記録にはメモアプリが便利です。

メモアプリは写真の貼り付けも出来るので写真+コメントで残しましょう。

確認の際のチェックリストにもなります。

スマホはカメラもライトもあるため、施主検査には必須!

付箋(マスキングテープ)

住宅会社の方が持ってくることが多いですが、

不具合箇所のマークをする際に使います。

ある程度粘着力があり、はがした後に糊が残らないものにしましょう。

ペン

人によっては付箋やマスキングテープを貼っていても

パッと見では分からない事もあります。

マスキングテープにコメントを残す事で誰でも手直し内容が分かるようにするために必要

付箋は特にあまり粘着力がないと剥がれてしまうので、マスキングテープを長めに貼る方がおすすめです。

ウエットティッシュ

清掃が終わっている場合でも、建築後はまだ汚れが残っている事も多いです。

キズなのか汚れなのか分からない場合もある!
その判断のためにウエットティッシュは必須!

ウエットティッシュで拭くことで傷か汚れかを判断出来ます。

拭いて消えたと思っていても後から浮かび上がることもありますので、時間を置いてから再度チェックしましょう。

ただし、ウエットティッシュはノンアルコールのものにして、素材を傷めないようにしましょう。

スマホの充電器(コンセント)

電気が通電している場合は各コンセントの通電チェックを行いましょう。

持ち運びに便利なスマホの充電器がオススメです。

通電を確認出来れば良いので、子供のためにゲーム機などを持って行き
その充電でも代用出来ます。

図面・プランボード

必ず、最新版(打合せが終了して貰った)図面・プランボードを持参しましょう。

この最新版の図面で工事は進められているはずです。

バインダーなど持っていくと現場で見やすく、立ちながらでも書きやすくなる!
100均製品で問題ありまでんので、是非バインダーも忘れずに!

施主検査で見るべきポイントは?

ここでは各部位ごとに見るべきポイントを解説していきます。

特に「要チェックポイント」は、検査で見落としがちなポイントを解説します。

施主検査でチェックすべきポイント

建具

建具関係でチェックする項目は以下の通りです。

チェックする場所
  • 仕様:色・デザインが図面と合っているか?
  • 仕上り:キズ・汚れが無いか?
  • 動作:開閉のスムーズさ・洗面
  • トイレなどの鍵はちゃんと動くか?
  • 要チェックポイント:ハンドル・蝶番の色は合っているか?

建具の仕様確認で見落としがちなのが、ハンドルと蝶番の色
デザインは指定通りでも色が違うことはまれにある!

必ずチェックしましょう。

クロス

クロス部分のチェック項目は以下の通りです。

クロス部分をチェックする場所
  • 仕様:色・デザインが図面と合っているか?
  • 仕上り:傷・汚れ・浮き・目立つ隙間が無いか?
  • 要チェックポイント:クロスの継ぎ目・コンセント周り

一般的なクロスは90cm幅なので1つの壁に数か所、継ぎ目がきます。

通常はこの継ぎ目が分からなくなるように上手に職人さんが貼ってくれます。

しかし、まれに継ぎ目の部分気になるケースがありますので注意深く確認しましょう。

また、

クロスが貼られた後に取り付けられる、コンセントや照明器具の周りは要注意!
クロスを貼る時にカッターなどでキズを付けてしまうことが多いので確認しましょう。

床材についてチェックする項目は以下の通りです。

床部分をチェックする場所
  • 仕様:色・デザインが図面と合っているか?
  • 仕上り:歩いてみて音鳴りがないか?キズ・汚れはないか?
  • 要チェックポイント:掃出し窓の近く

床は歩いている際に「床なり」といって、音がする場合があります。

これは下地の施工不良の可能性がありますので、

音に気づいたら確認しましょう。

掃出し窓の周りは作業者が出入りした際の「擦り傷」がある場合があるので要チェック!

サッシ・網戸

サッシ(窓)・網戸のチェックする項目は以下の通りです。

サッシ・網戸をチェックするポイント
  • 仕様:色(室内側・屋外側)・デザインが図面と合っているか?
  • 仕上り:キズ・汚れ・網戸の破れなどはないか?
  • 要チェックポイント:サッシ・網戸の動作確認

引き違いのサッシには高さ調整がついています。

調整が上手くいっていないとスムーズな動作が出来ない為、動作させて確認しましょう。

滑り出し窓に付く、ロール網戸は枠の取り付け方によって開閉に不具合が出ます。

動かしてみて違和感があれば、担当者に枠のゆがみなどを確認してもらいましょう。

システムキッチン

システムキッチンをチェックする項目は以下の通りです。

システムキッチンをチェックするポイント
  • 仕様:色・デザインが図面と合っているか?
  • 仕上り:キズ・汚れが無いか?
  • 動作:扉の開閉はスムーズか?
  • 水栓からの異音はないか?
  • 要チェックポイント:隣同士の扉の上端が揃っているか

品番・色の確認は勿論のこと、扉の開け閉め・隣同士がぶつかってないかなどはしっかりと確認しましょう。

扉は細かい調整をやっているかやっていなかで変わってきます。
一番分かりやすいのは扉の上部分が揃っているかを確認しましょう。

システムバス

基礎をチェックする項目は以下の通りです。

洗面台をチェックするポイント
  • 仕様:色・デザインが図面と合っているか?
  • 仕上り:キズ・汚れが無いか?窓まわりのコーキングは綺麗に打たれたいるか?
  • 動作:水栓からの異音はないか?
  • 要チェックポイント:手すりなどの位置関係は打合せ通りか?

あまりない事ですが、図面と異なる位置に手すりなどを取り付けられているケースがあります。

最新版の図面で施工されているかをしっかりと確認しよう!

トイレ

トイレをチェックする項目は以下の通りです。

トイレをチェックするポイント
  • 仕様:色・デザインが図面と合っているか?
  • 仕上り:キズ・汚れが無いか?
  • 動作:可能であれば流水等のチェック
  • 要チェックポイント:便器のフタに記載のある品番の確認。

トイレは似た製品が多いため、念のためトイレの蓋の品番を確認しておきましょう。

洗面

洗面台をチェックする項目は以下の通りです。

洗面台をチェックするポイント
  • 仕様:色・デザインが図面と合っているか?
  • 仕上り:キズ・汚れが無いか
  • 動作:扉の開閉はスムーズか?
  • 水栓からの異音はないか?
  • 要チェックポイント:隣同士の扉面材の上端が揃っているか

洗面台は、基本的にキッチンと同様のチェックを行えば問題なしです。

設備関係の商品は、一般的には引き渡し後も保証期間であれば無償で対応してもらえます。
施主検査当日はキズと仕様の確認以外、あまり時間を掛けずに進めると良いでしょう。

コンセント・スイッチ・照明

スイッチ・コンセント・照明をチェックする項目は以下の通りです。

コンセント・スイッチ・照明をチェックするポイント
  • 仕様:色・デザイン・電圧・機能が図面と合っているか?
  • 仕上り:キズ・汚れが無いか?
  • 動作:照明とスイッチの対応は合っているか?
  • 要チェックポイント:コンセントの数と高さ

コンセントは高さと数が図面と合っているか確認しましょう。

ネット回線の口数など電源以外もしっかり確認しましょう。

その他

その他、内装に関するチェック項目は以下の通りです。

サッシ・網戸をチェックするポイント
  • 造作棚・可動棚:段数・サイズは依頼内容と合っているか?
  • ニッチ棚:サイズは合っているか?
  • R壁:R壁の見た目・Rの度合いに問題がないか・

棚板の枚数・奥行などチェックしておきたいポイントです。

外壁

外壁をチェックする項目は以下の通りです。

外壁をチェックするポイント
  • 仕様:色・デザインが図面と合っているか?
  • 仕上り:キズ・汚れはないか?
  • 要チェックポイント:外壁の上端はそろっているか?

外壁はサイディングと呼ばれる板を壁に貼っていることが多いです。

サイディングの上端がそろっていないと、外壁のデザインに段差が入り、

デザイン性を落としてしまいます。

少し家から離れて、全体が見える場所で違和感が無いか確かめましょう。

基礎

基礎をチェックする項目は以下の通りです。

基礎をチェックするポイント
  • 仕様:基礎塗装など依頼している場合、ちゃんと行われているか?
  • 仕上り:基礎に大きなひび(0.5mm以上)は無いか?

基礎に関しては主にひびを見ましょう。

基礎には細かいヒビが入っていることは良くあります。
これは表面的なヘアークラックで心配ないものであることが多いです。

紙を中に差し込めるような、ヒビでなければ気にする必要はありません。

幅が5mmを超えるようなヒビは、住宅会社の人と一緒に確認して判断を仰ぎましょう。

施主検査で注意すべきところは?

施主検査で注意すべき場所についても解説していきます。

記録は極力自分で写真に残す

一般的には指摘を受けた際に、住宅会社が記録をしてくれますが、

記録内容に食い違いがあった際にも振り返れるように

自分でも写真や図面などへチェック・コメントを残して起きましょう。

手直し完了した時に写真を確認しながらチェックすることが出来る!

気になった点は小まめに住宅会社へ確認する

人によってはいくつも指摘するのがちょっとイヤだ…と思ってしまうかもしれません…

しかし施主検査以降の指摘は、工務店側が悪いのか自分達が付けてしまったキズなのか…

責任の所在が分かりづらくなります。

お互いの為にも、この段階で気になった点は明確にしておく

指摘項目の対応完了日を確認する

施主検査が完了したら、指摘項目の手直し完了日を確認しましょう。

一般的には引渡しまでに全てが終わっていることが理想です。

ただ、時間が掛かりそうなものが出てくる可能性もあります。
その際にはいつまでに完了させるのか?を確認して議事録に残しましょう。

施主検査に関するよくある質問

施主検査に関するよくある質問を解説していきます。

施主検査にかかる時間はどのくらいですか?

施主検査に掛かる時間は2時間程度です。

しかし、もしかしたら長くなる場合もあるため、後ろに予定を入れないようにした方が無難です。

施主検査がない場合はどうすればいい?

施主検査は出来ればやりたい検査なので、検査をしないと言われてもしたい事を言いましょう。

それでもやらない場合は、不具合が発生した場合の時は対応してくれるのかを絶対に確認しましょう。

施主検査ってやり直しは出来る?

基本は…ない場合が多いです。しかし、一度やった検査での手直しがちゃんと治っているかを確認はしたいです。

基本的にはお願いすることになりますが、快く迎えてくれる会社もありますので

お願いしてみて下さい。

施主検査って1人で行ってもいいの?

勿論、1人でも可能です。家族の事情で1人でしか行けない…などありますよね。

しかし、1人で不安だと思う人もいるはずです。

そんな時は、専門家への施主検査への立ち会いを依頼することをお勧めします。

工事が完了してなくても施主検査ってするの?

基本的には工事が完了しての施主検査ですが、工期がギリギリの場合は工事が残っているうちに

まとめ:施主検査とは?チェックするポイントや持参するといい物を解説

今回は施主検査について解説しました。

施主検査は、最後に言える検査とも言えます。

住み始めてからの不満・失敗を少しでも避けるためにしっかりと施主検査を行って下さい。

それでは、今回の記事のまとめです。

施主検査のチェックするポイントを全解剖!
  1. 施主検査は引渡し前に施主が行う、不具合の最終確認
  2. 図面やプランボードなど、最新資料の事前準備が大事
  3. スマホ・付箋・ペン・資料の4点は必ず持っていく
  4. 気づいた点は写真とコメントに残しながらチェックするのが大事
  5. 施主検査の時間は2時間程度準備する

最後まで読んで頂き有難う御座います。

家づくりの流れを詳しく知りたい人はこちらを参考にして下さい。

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