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完成見学会はどこを見る?見るべきポイントと注意点を解説!

完成見学会はどこを見る?見るべきポイントと注意点を解説!

住宅購入には必須の完成見学会についてお伝えします。

完成見学会はモデルルームと違い、リアルなサイズ感や設備を体感できる場です。

気になる住宅会社がある場合は必ず参加して、

より詳しく、住宅会社を知るきっかけにしましょう。

目次

完成見学会のチェックポイントは?

完成見学会へのチェックポイントは大きく4つになります。

必ずチェックしましょう。

家族構成・設計で重要視したこと

「家族構成」と「建て主が設計の際に重視したこと」は必ず確認しましょう。

これで見学した家や住宅会社をより深く理解出来るようになります。

確認する理由
  • 見学会中に建て主の希望に対しての対応力が確認できる
  • 実際の生活を想像しながら家のつくりを見られる

家に対する希望は人によって違います。

建て主が何を重視したのかを確認しましょう。

大事なのは、【重視した事】に対する住宅会社の対応力を確認したい点です。

家族構成が同じ(似ている)部分があれば、より家づくりの参考になる

建物の仕様(面積・設備仕様・仕上げの状態など)

実際の建物の仕様確認です。

図面の情報と自分の感覚を大事にしてください。

建物の仕様で確認すること

土地の大きさと1階の建物の大きさ

図面上での土地の大きさ・1階の建物の大きさを確認し、「土地の空きスペース」を確認しましょう。

土地の大きさ・建物の大きさを確認する例
  • 車や自転車は何台おけるか?
  • 物置のスペースはあるか?
  • ガーデニングやBBQなどのスペースは取れそうか?

土地の形によっても様々ですが、

「〇〇坪の土地に○○坪の家を建てるとこんな生活が出来る」

という感覚を掴む事が重要です。

延べ床面積

延べ床とは家の床面積を全て足した広さです。(LDK・居室・水まわり・収納・階段など全部)

間取りの工夫にもよりますが家族構成や生活スタイルが決まってくると

必要な家の面積も概ね決まってきます。

自分が契約する家が、本当に自分に合っている広さを早めに確認することをおススメします。

延床面積は大事
  • 自分の希望する面積に近い見学会があれば、必ず参加する

希望の延べ床面積が想像通りか、それ以下(以上)だったかを確認する

最終的には延べ床面積が大きくなればなるほ、住宅価格が高くなるため早めに確認しましょう。

見学会の家の広さが自分の希望に対して「広すぎる・丁度いい・足りない」の目線で確認する

各部屋の畳数

各部屋の広さが自分のイメージと異なるのかを体感的に確認しましょう。

部屋の大きさを確認する例
  • トイレの大きさはこれで充分
  • 子供部屋はこのぐらいで良い!
  • リビングはやっぱりもう少し広い方がいい

各部屋のサイズが自分のイメージの大きさと合っているかを確認するには、完成見学会は最適です。

1社だけでは広さの感覚が異なるため、いくつかの建物の完成見学会に参加することが大事です。

標準仕様とオプション設備仕様

何が標準仕様でどれがオプションなのかを確認しましょう。

床材や建具などがオプションだった場合、家の見栄えが大きく変わる

例えば見学会に参加した家がすごく気に入っていた家とします。

しかし、その家は標準仕様ではなく、オプションだらけであった場合

同じ仕様を目指すと想像以上に高額になるということもよくあります。

そういったことを避けたいですよね。

壁紙・建具・床等の内装、キッチン・バス等の水回りはオプションか標準仕様かのに確認する

※完全な注文住宅の場合は標準仕様やオプションという概念が無い場合もあります。

仕上がりの確認

仕様確認の最後に家の仕上がりを確認しましょう。

家の仕上がりを確認すると「入っている協力業者の技術力」と

「住宅会社の家に対する姿勢」この2点を確認することが出来ます。

仕上がり確認する場所
  • 巾木(壁紙の下についている木)の突付けの部分にズレや浮きは無いか?
  • クロスの繋ぎ目に剥がれや浮きはないか? (クロスは約90㎝毎に繋ぎ目がくる)
  • 外壁材の上端がそろっているか?

家全部を確認することは無理なので、1つの部屋を決めて確認してみると良いですね。

建物の性能(耐震等級・断熱性能・C値)

建物の性能に関して、耐震等級・断熱性能・気密性能の3点を確認しましょう。

家を建てる上で性能は欠かせません。

確認して欲しい建物の性能
  1. 耐震等級はいくつ?
  2. 断熱性能のUa値は?
  3. 気密性能のC値は?

気になる場所へタップして移動できます。

【耐震等級】等級はいくつ?構造計算はしている?(耐震等級)

耐震等級は地震への強さを示しています。

  • 耐震等級1・・・建築基準法を満たしている状態(一番低い)
  • 耐震等級2・・・耐震等級1より1.25倍強度が上がる
  • 耐震等級3・・・耐震等級1より1.5倍強度が上がる

つまり耐震等級3が一番強度があります。地震はいつ起こるか分からないためにも

ある程度強度は必要です。

1つ注意することがあります。

「耐震等級3」と「耐震等級3相当」が有ります。

構造計算をして検査を受けた住宅のみ「耐震等級3」と言えます。

検査していない住宅は設計上の理論値のみなので「相当」という注釈が付きます。

ちなみに、耐震等級3を取得するメリットは

地震保険の割引(-50%)・フラット35S適用(金利-0.25%)など、地震保険が安くなるメリットもあります。

【断熱性能】断熱性能の計算はしている?その場合の値は?(Ua値)

2021年の省エネ法改正で「省エネ性能の説明義務化」が施行されました。

省エネ性能の最重要項目が「断熱性能」ですので、数値を確認しましょう。

スクロールできます
地域
区分
エリア省エネ
基準値
ZEH
基準値
HEAT2.0
(G1)基準値
HEAT2.0(G2)
基準値
HEAT2.0(G3)
基準値
1・2北海道0.460.40.340.280.2
3青森・岩手・秋田0.560.50.380.280.2
4宮城・山形・福島
栃木・新潟・長野
0.750.60.460.340.23
5・6茨城・群馬・埼玉
千葉・東京・神奈川
富山・石川・福井
山梨・岐阜・静岡
愛知・三重・滋賀
京都・大阪・兵庫
奈良・和歌山・鳥取
島根・岡山・広島
山口・徳島・香川
愛媛・高知・福岡
佐賀・長崎・熊本・大分
0.870.60.48
(0.56)
0.340.26
7宮崎・鹿児島0.870.60.560.460.26
8沖縄
断熱性能の目安
  • 省エネ基準(ほとんど最低限の値)
  • ZEH基準(高性能住宅のスタートライン)
  • HEAT20G2グレード(より健康・快適な温度差の少ない家)

完成見学会の家の断熱性能Ua値を確認してみましょう。

Ua値がはっきり分からない場合は断熱性能に力を入れていない会社の可能性が高い

【気密性能】測定をしている?

躯体性能最後のポイントが気密性能です。気密性能はC値と呼ばれています。

家の床1m²当たりにどれくらいの隙間があるか?を測った値です。

断熱性能の高い家に住んでも隙間風が多くては寒い

C値は家の施工精度を測る為にも大事な指標なので確認は必須

下記にC値の目安を記載しておきます。

C値の目安
  • 2.0以上:気密性に配慮されていない住宅
  • 1.0以上:一般的な高気密住宅
  • 1.0以下:特に気密性が高い住宅

数字が小さいほうが隙間が少ない

C値は出来るだけ0に近い方が望ましいです。しかし、あまりにもお金を掛けてC値の数字を0に近づける事も

コストパフォーマンスが悪いので、0.7程度がベストと考えます。

※C値は断熱性能と違い、必須の測定項目ではありませんので測っていない会社の方が多い

測っていないからといって、その会社がダメだという意味ではない

計測している会社はそれだけ自分たちの施工に自信を持っていると言えます。

価格(教えてくれれば)

価格に関しては教えてくれない場合が多いですが…ざっくりとした価格であれば教えてくれるかもしれません。

確認の際は「本体価格」と「付帯価格」に分けて確認しましょう。

本体価格・付帯価格とは?
  • 本体価格:建物本体の金額。家として構成する構造物や設備全体
  • 付帯工事:屋外の給排水・電気工事や地盤改良等、家本体外に掛かるインフラ工事にかかる金額

二つを分けることによって、自分の建てる土地だったらいくら掛かるか?を計算しやすい

見学会の家を購入した時に総額でいくらぐらいかかるのか…を確認しやすくなるため

可能であれば金額の確認もしてみましょう。

完成見学会の注意点は?

建て主の方が好意で貸してくれている見学会ですので、

いつも以上にマナーを大事にしましょう。

また、見学会を充実するために、事前準備をして挑みましょう。

完成見学会への注意点

事前準備を怠らない

せっかく見学会に参加するのであれば、必ず事前に準備を行いましょう。

事前準備
  • 住所・駐車場の有無の確認:車が停められないケースもあるため予約時に確認
  • 自分の計画の家を想定:サイズ感を確認するため広さが心配(リビングなど)を事前に挙げておく

自分の家の広さの確認が一番です。例えばリビングは20帖以上と考えていても

完成見学会へ参加することで、20帖じゃ狭いと感じるかもしれませんし

20帖もいならないと感じるかもしれません。

必ず事前に確認したいことを挙げておきましょう。

持ち物

完成見学会へ持って行くものについても解説していきます。

持って行くもの
  • 靴下・手袋:手袋に関しては工務店などが準備しているケースがほとんど(予約時に確認)
  • メジャー:サイズ感を確認するため
  • 図面・見積り:すでに提案を受けているのであれば持って聞くといい

メジャーでサイズを確認する時は必ずサイズを測る前に確認する。

また、測定時は家を傷つけないように、2人で測るなど注意する。

見学時のマナー

見学時のマナーは必ず守りましょう。

見学時のマナー
  • キズ等を付けた場合は必ず言う
  • 飲食はしない
  • 子どものドタバタ(走り回り)は避ける
  • 子供が小さい場合は夫婦で交代で見学することも検討する
  • 撮影は事前許可をとる
  • トイレなどの水回りは使ってはいけない

マナーを守って見学をしましょう。

完成見学会のよくある質問Q&A

完成見学会でよくある質問についてまとめてみました。

是非、参考にして下さい。

住宅展示場との違いは?

サイズ・仕様がよりリアルな住宅に近くなっている点です。
展示場は通常の住宅よりも1.5倍~2倍の広さになっていますので、サイズ感の確認は見学会で確認するのが最適です。

持って行くものはある?
  • スマホ・デジカメ:許可があれば撮影等も可能です
  • 図面や見積もり:既に提案を受けている場合は、資料を持参しましょう
  • メジャー:正確な寸法を確認するとイメージが確認しやすくなります
  • 手袋・スリッパ:現場にあることが多いですが念のために持っていきましょう。
平日でも見学可能?

基本的には見学会の日程が決まっています。(土日に開催されるケースが多い)

見学会日程以外にも営業マンが対応してくれる可能性があるので、各会社に問合せしてみて下さい。

見学に行くとその後の営業が不安?

あまり気にせず、色々なところを見に行きましょう。DMや連絡等不要と伝えればおおむねの会社は大丈夫です。工務店側もなんとか次の営業につなげようとしてくる可能性もありますが、子どもの学区などを理由に、すぐに契約したいわけではない旨を明確に伝えましょう。最近はDMや連絡の可否を聞いてくれる会社も増えています。

予約が必要?

自由見学と完全予約制の2パターンがあります。

自由見学では近所の人が大勢できて、落ち着いて見れない可能性もあります。

落ち着いてゆっくり見たい方は、完全予約制の見学会に行きましょう

滞在時間はどのくらい?

自由見学の場合は数十分~数時間まで自由な時間で見ることが出来ます。

予約制の場合は最大2時間くらいの枠を取っていることが多いです。

通常、説明を聞きながら家を回ると1時間程度掛かります。

まとめ:完成見学会へのチェックポイントと注意点

今回は完成見学会へのチェックポイントについて解説しました。

家族構成などの前提確認をしっかり行った上で見学会に参加することで、

見学会をより身のあるものに出来ますのでしっかり確認しましょう。

それでは本日のまとめです。

完成見学会へのチェックポイント
  1. 見学会ではまず、家族構成・設計で重要視した点を確認する
  2. 実際の建物で仕様を確認する。(面積・オプション内容・建物の仕上がり)
  3. 設計内容から仕様を確認する。(耐震等級・断熱性能・気密性(C値))
  4. 見学時のマナーはいつも以上を心掛けて。メジャーなどの装備も忘れずに。

最後まで読んで頂き有難う御座います。

他にも、家づくりの流れについて詳しく知りたい人はこちらを参考にして下さい。

インスタグラムもやってますので参考にして下さい。

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