MENU

理想の着工時期ってあるの?これだけは避けた方が良い!そんな時期を解説!

住宅の計画をするにあたって、「いつ建てるか?」は重要な問題です。

対策をしてくれるのであればいつ建てても問題はありませんが、

出来る事なら避けた方が良い着工時期は存在します

ただ、全てを避けているとなかなか家を建てられないので

まずはご家庭での優先順位を決めてから検討しましょう。

本記事では理想の着工時期がいつなのか、避けた方がいい時期がいつなのかを解説していきます。

目次

家ってどれくらいの期間で建つの?

家を建てるタイミングを考える上で大事なことはどのくらいの期間で家が建つのかということです。

注文住宅の場合は、最低でも契約から6か月程度は欲しいところです。

見積もりや設計は時間をかけてじっくり考えた方が良いです。

ただ、希望の引渡し日があるのであれば、逆算して着工時期を計算しないといけません。

簡単な目安はこちら

STEP
見積もり〜契約(2〜4ヶ月)

自分の希望のプラン作成を依頼、見積もりをもらい金額を決定した上で契約

STEP
本設計〜着工(2〜4ヶ月)

作成プランからより踏み込んで、仕様(※)を決定

本設計が完成すると工事開始

※仕様とは キッチン・風呂・トイレなどの水回り関係の製品、床のフローリングや壁天井のクロスの柄などの事

STEP
着工〜引き渡し(4〜6ヶ月)

ハウスメーカーで4ヶ月程度、木造の工務店で6ヶ月程度が目安

(構法によって期間が異なる)

着工から引き渡しまでの約6ヶ月を目安に、

ベストなタイミングで引っ越しできるように考えていきましょう。

また、引き渡しされてから引っ越しまでは手続きなどもあり大変バタバタします。

新居での生活、少しでも余裕を持ってスタートできるようにしましょう。

子供関係で避けたほうがいいタイミング

出産や子供の進学は大きなライフイベントの一つです。

その中で、避けたほうが良い時期を解説します。

子供関係で避けたほうがいいのは、以下のタイミングです。

子供関係で避けた方が良いタイミング
  1. 妊娠中や出産直後
  2. 入学・転校(入園・転園)が微妙な時期

気になる場所へタップして移動します

妊娠中や出産前後

家づくりで一番忙しいのは着工の前後です。

着工前はショールーム見学、着工後は現場打ち合わせなど、外へ出かける機会が多いです。

そのため、妊娠中や出産直後は体調などの理由で

旦那様だけで、打ち合わせに参加しなければいけない可能性もあります。

奥様の好みや要望が伝えづらい(伝わらない)こともあるかもしれません。

もし、住宅の計画時期が出産に関わるようであれば、妊娠中にじっくりとプランを固め、

出産後の落ち着いた段階で本設計・着工に進むと良いでしょう。

ただ、こればかりは計画通りにいかないこともあるので注意が必要です。

入学・転校(入園・転園)が微妙な時期

新入学の場合、入学直後に着工をすると、引っ越しまでの半年ほど今までの家から通学することになります。

特に小学校の入学直後は、集団登校などを通して通学路や環境などに慣れる期間です。

可能であれば入学前までに新居での生活をスタートできると、子供にとっても親にとってもベストだと思います。

学校が始まったばかりで転校がしにくい時期だと、車での送迎になったり

環境によってはしばらくバス通学になってしまいます。

新入学でない場合は特に問題はないですが、できれば学期の始まりに合わせると良いです。

幼稚園などの場合は卒園時期の引っ越しになるのを避ければ、かなりの遠方をのぞいては、園のバスなどで対応できるかと思います。

引渡し希望日から考えた目安の着工時期は以下の通りです。

学校関係での着工の目安
  • 4月入学(3月中旬の引渡し)の場合:前年の9~10月までに着工
  • 9月転校(8月中旬の引渡し)の場合:3~4月までに着工

年間の中で避けたほうがいいタイミング

1年間の中でも、着工を避けたほうが良い期間があります。

おすすめしない季節は以下の時期です。

年間の避けた方がいい着工時期
  1. 夏(6月〜9月頃) 雨が多く気温が高いため、建築初期に向かない
  2. 冬(12月〜翌年の2月頃) 寒冷地などは基礎の費用が上がってしまう

タップして気になる場所へ移動します

夏(6月~9月ごろ) 

雨が多い時期(梅雨時期)に、上棟が重なるのは避けたいです。

木材があらわになっている状況で雨が連続して降ると

家の基礎となっている木材が濡れてしまいます。

透湿防水シートを施工するまでは出来るだけ雨に濡らしたくないため

雨が多い時期の上棟は避けるべきです。

雨が降ることで予定していた工事ができないこともあります。

また、夏場は基礎のコンクリートにとっても過酷な環境です。

暑さで、コンクリートの水分が必要以上のスピードで乾燥してしまい

ひび割れや強度不足を起こす場合もあるため出来る事なら避けたい時期です。

この時期の対策
  • 工期に余裕を持たせることで、天候による日程変更をしやすくする
  • 基礎工事の際に保湿対策を行い、クラック(基礎のひび割れ)を予防する

冬(12月~翌年2月ごろ)

コンクリートで作る住宅の基礎部分は、寒いと凍結の恐れがあり固まるのが遅いです。

それを防ぐために、耐寒促進剤という薬剤を使うので基礎費用が高くなります。

極端に気温が下がると凍結して基礎の強度が落ちることもあります。

住宅が着工されて一番初めにするのが基礎工事なので、

冬の着工は避けたほうが良いです。

この時期の対策
  • 基礎工事は体幹促進剤や保湿工事を行い、凍害対策を行う
  • 工期に余裕を持ち、基礎工事の期間を長くとる

逆におすすめの時期(3月~4月)

住宅の着工は、新入学などと関係なければ3~4月の着工がおすすめです。

気候が落ち着いている時期なので基礎工事や上棟工事など、

天候に左右される工事がスムーズに進みます。

また、着工後は現場打ち合わせが増えます。

春に着工すると現場見学での暑さ・寒さが無く、打ち合わせに集中できます。

ただし、理想の着工時期から外れる場合でも、

住宅会社がその時期に合わせた対策をとってくれるのが一般的です。

また、春は補助金がもらいやすいタイミングでもあります。

引渡しのスケジュールなど、どうしても譲れないものを除いては

施主側からも歩み寄れる部分を協力することで

住宅に大きな問題なく建てることができます。

税金や補助金に合わせて着工するのもおすすめ

実は1月2日に土地や家を取得するとその年の固定資産税を納めなくて良いのです。

固定資産税とは、その年の1月1日の時点で土地や家などを所有している人が市区町村に納める税金です。

また、住宅を購入するともらえる補助金があります。

それぞれに条件やもらえる金額が違いますので、一度チェックしてみることをおすすめします。

ただ補助金には申込期限があります。

税金が課せられる時期や補助金の申込期限に合わせて着工時期を決めるのもおすすめです。

番外編 これからの契約で活用できる補助金・減税

対象となる住宅であれば、補助金・減税の活用は漏れなく行いたいところです。

今回は、いま決定している補助金を記載しています。

補助金名申請期限補助金の金額
こどもみらい住宅支援事業2022年10月31日まで交付申請
(2023年3月31にまで延長)
60万円~100万円
ネット・ゼロ・エネルギーハウス支援事業令和4年度以降も交付予定ZEH:60万円
ZEH+:105万円
住宅ローン減税2025年12月31日まで入居所得控除:年末ローン残高の0.7%(予定)

まとめ:理想の着工時期は?避けた方が良いタイミングを解説

本記事では、着工時期で避けたほうがいい時期を紹介してきました。

必ずこの時期を避けなければいけないことはありません。

工務店側も色々な対策を取りながら着工しますので、確認しながら着工時期を決めてください。

それでは今回の記事のまとめです。

着工時期で避けた方が良いタイミングのまとめ
  • 家を建てる期間は、着工から6ヶ月程度
  • 完成までの期間を逆算して、着工時期・家探しのタイミングを決める
  • 子育て世帯(予定)は、妊娠中や出産前後、子供の入学転校が微妙な時期を避ける
  • 建築の条件においては、一年の中で理想の着工時期は『春』
  • 理想の着工時期からずれても、季節に合った対策は可能
  • 税の制度や補助金などの申請の時期などを考慮して着工する
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次