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注文住宅で絶対オススメ!外さないオプションはコレ!

注文住宅を建てる際に必ず悩むのが

どのオプションを選ぶか?です。

今回は住宅のプロが、自分が家を建てるつもりで

オススメするオプションを紹介します。

オプション選びで悩んでいる方は、ぜひ参考にして下さい。

まず今回の記事で「おさえてほしい共通のポイント」のまとめです。

  • 後付けが難しく、希望が強い項目を優先的に選ぶことが重要
  • 後付け可能なものはスペースだけを検討し、住んでから判断する
  • 汚れが溜まる部分は後々後悔する可能性が高い
  • 壊れた時に交換・撤去が必要なオプションは要注意

そして、記事内では3つのオススメ別の項目に分けてみていきます。

各項目では、こちらの指標を用いて解説していきます。

オススメ度低★〜高★★★
後付けの
しやすさ
後付けしにくい★〜
後付けしやすい★★★

★が多い方オススメ度も高くなり、後付けもしやすくなります。

目次

1.絶対にやったほうがいいオプション

太陽光発電

オススメ度★★★
後付けのしやすさ★★

太陽光は設置した金額よりも、

電気代の削減や売電でお得になる可能性があります。

唯一、「家で稼ぐ」ことが出来るオプションになります。

今は発電した電気を自己消費する分も含めて、

計算することが大事です。

そして、太陽光発電は新築時の取り付けメリットが

非常に高いオプションです。

新築時に取り付けするをすると

太陽光パネルの設置に必要な足場がすでにあるため、導入コストが大幅に安く出来ます。

ちなみに、現在の太陽光発電の発電コストは13.6円/kWh。(出典:資源エネルギー庁

発電コストとは 【設置費用 ÷ 太陽光が生涯発電する電気量】です。

近年設置費用が大幅に落ちてきているので、

まだまだ発電コストが、電気料金や売電費用よりも安くなっています。

【参考太陽光発電に関わるデータ(出典:資源エネルギー庁)】

発電コスト

2020年 13.6円/kWh

電気代

2020年 24.8円/kWh

余剰電力買取金額

2021年 19円/kWh

外壁(サイディング)のアップグレード

オススメ度★★★
後付けのしやすさ

外壁材は耐久面で大きく差が出るので、

アップグレードすることをオススメします。

外壁は家の中で、もっともメンテナンス費用が掛かる部分です。

一般的なサイディング外壁は約10年ごとに100万円前後のメンテナンスが必要になります。

しかし、外壁をアップグレードすることで

将来掛かるメンテナンス費用を大幅に下げる事が出来ます。

参考:ベースグレードとハイグレードのものを比較すると、

メンテナンス頻度が1/3に減少可能

(KMEW株式会社 カタログ64P 光セラ・親水セラ比較)

断熱(断熱材・サッシ)のアップグレード

オススメ度★★★
後付けのしやすさ

新築時しか選択できず、大きく家の満足度を変えるのが断熱性能です。

もし、家の性能がZEH基準(Ua値0.6W/m2・K)を

切っていない場合は断熱のアップグレードをオススメします。

断熱材はグレードを上げることで断熱効果を高めることが出来ます。

ただし標準が吹付断熱になっている場合、変更できる箇所は

屋根の厚みを増やす変更しかできません。

サッシは窓ガラスやサッシの種類を変えることで、断熱効果を高めることが可能です。

例えば

「ペア複層ガラス」→「ペア複層ガラス+アルゴンガス入り」へ

アルミ樹脂複合サッシ→樹脂サッシへ

このように変更することで断熱効果を高める事が出来ます。

ビルトイン食洗機

オススメ度★★★
後付けしやすさ

後付けの要望が大変多く、後付けの難易度がとても高いのが食洗機です。

食洗機の設置は、新築のタイミングが最もオススメで、

メリットとしては節水効果と時短効果の2つになります。

節水効果手洗い 88L食洗機 9L
時短効果手洗い 20分食洗機 5分

※出典:パナソニックHP

設置希望理由で1番の理由は「時短」となっています。

生活がラクになる設備をオススメします。

室内物干し

オススメ度★★★
後付けのしやすさ★★

室内物干しは、必ず設置場所に「下地」が必要となります。

設計段階から、物干しの設置場所を検討しておきましょう。

最近では、サーキュレーターや除湿機を併用しながら室内物干しを使用しているため、室内物干しの【生乾き】といった不便さも減ってきました。

間取りに室内物干し付のランドリールームや家事室を作り、

ファミリークローゼットがランドリールームから近くにある間取りであれば、

大幅な家事軽減になります。

最近は、防犯目的や梅雨の時期の洗濯、花粉やPM2.5対策からも部屋干し率が上がっています。

2.予算に余裕があればオススメするオプション

蓄電池

オススメ度★★
後付けのしやすさ★★

太陽光を付けられた方は、セットで蓄電池もオススメです。

後付けも可能ですが露出配線が出るなど、不格好になる場合が多くなります。

このように新築時の設置が、デザイン面・コスト面でもオススメです。

蓄電池のメリット
  • 災害時の非常用電源
  • 太陽光で発電した電気の有効活用(電気代削減)

以前に比べて価格も検討しやすい価格になってきており、

災害・停電への対策をしっかりしたい方にオススメの設備になります。

玄関のタッチキー

オススメ度★★
後付けのしやすさ★★

こちらは必須ではないですが、

後付けの難易度が高いので新築時に検討しましょう。

後付けの場合は、電気工事が追加で必要になり、

分電盤の場所によっては、長い露出配線が出てしまいます。

車などでは当たり前になりましたが、

家の出入りでもタッチキーが非常に便利です。

荷物で両手が塞がっている時に、

タッチキーであれば荷物を下に置かず入れます。

また、鍵を探す事なく入れるので小さいお子さんがいる家庭などには特にオススメです。

キッチン廻りのフロアタイル 

オススメ度★★
後付けのしやすさ

キッチン廻りの床は汚れが発生しやすいので、フロアタイルがオススメです。

フロアタイルは知名度が低いかもしれませんが、

店舗など様々なところで使われています。

住宅では一般的には木質床材を使うことが多いですが、

キッチン廻りだけフロアタイルにすることで、普段の汚れに強くなります。

水まわりなので、耐水ボンドを使うなど

施工会社としっかり打ち合わせをしましょう。

床材はキッチンの下に引いてあるので、もちろん後付け難易度は高いです。

ユニットバスの人大浴槽

オススメ度★★
後付けのしやすさ

人工大理石の浴槽は、掃除がラクなのでオススメです。

一般的には光沢・色などのデザイン面で採用されることが多いですが、

一番のメリットは掃除が楽な部分です。

FRP浴槽に比べて表面の凹凸が極めて少なく、

汚れが溜まりづらくなっています。

さらに、FRP製と比べると固いためキズが付きにくく、新品のような綺麗さが長く保てます。

エコキュート(付加機能付き)

オススメ度★★
後付けのしやすさ★★

エコキュートのグレードアップは、電気代・機能の面でオプションにオススメです。

例として、1機種ご紹介します。

三菱電機(株)製エコキュート Pシリーズ

オススメなポイント
  • ホットあわー

全身を包み込む、微細な泡を含んだお湯を浴槽に入れることで

湯冷めしにくく、肌に潤いを与える機能。

  • 省エネ性能

同社ベースグレード機種よりも20%効率アップ。

(年間7,000円程度の省エネ効果)

エコキュートは単価も高く、施工費も高額です。

新築時にグレードアップしておいて、快適な入浴体験にしてみてはいかがでしょうか?

3.これだけはオススメしないオプション

キッチン上のオープン棚

オススメ度
後付けのしやすさ★★★

今はやりのオープン棚ですが、これはオススメできません。

理由は、収納力と設置高さです。

オープン棚なので、詰め込むことが出来ず、

あまり多くのものを置くことは出来ません。

また家の天井からつりさげる為、

設置位置が高く2段目などは脚立が必要です。

使い勝手に関してはキッチンメーカーのショールームで体感できます。

一度、キッチンに立ってみて、手の届き具合など試したほうが良いでしょう。

オープン棚は後付けも簡単なので、

どうしても欲しい場合は後付けで良いでしょう。

天窓(トップライト)

オススメ度
後付けのしやすさ

天窓はメンテナンスコストや

雨漏りリスクを理由にオススメできません。

天窓とは家の屋根に付ける窓になります。

約15年~20年の間で、パッキン交換などのメンテナンスが必要となります。

これをサボると、雨漏りなどのリスクが大幅に高まります。

また、天窓は光が集って夏は暑い!冬は窓のため天窓から冷たい空気が入ってきて寒いなど断熱性能が落ちる為マイナスになります。

例えば旗竿地などで採光が取れないなど、

必ず必要であるといった理由がなければ導入はしない方が無難です。

多灯式のダウンライト(器具毎交換が必要なもの)

オススメ度★★
後付けのしやすさ

特に、リビングの照明をダウンライトのみで行う

多灯式は避けたほうがいいでしょう。

ダウンライトは機器代が安く、

分散して設置することでオシャレにもなるため人気のある商品です。

ただしデメリットがあり

基本的に、自分で交換できません。

寿命を迎えたダウンライトは器具ごと交換します。

しかし器具交換は、電気配線を行う必要があるため自分では出来ません。

同時に全てのライトの寿命が来ることはありませんので

交換の度に、電気屋さんを呼ぶと工事費も馬鹿になりません。

ダウンライトを利用する場合は自分でも取替可能なダウンライトを使用することをオススメします。

システムバスのワイドミラー

オススメ度
後付けのしやすさ★★

システムバスの鏡は、入居後の後悔したポイントで非常に多く上がります。

特に、壁の端から端まであるワイドミラーは掃除が大変で水垢が残るケースがほとんど…

オプション扱いになるのであればオススメしません。

もし、マイナスオプションになるのであれば、

鏡だけでなく、棚・カウンター・など外していけば数千円づつですが減額できます。

住んでみて必要あれば、山崎実業などの後付けパーツで十分対応できます。

浅型の食洗器

オススメ度★★
後付けのしやすさ

「浅型」の食洗機は非常に後悔の多いオプションなので気を付けましょう。

食洗機には「浅型」と「深型」があります。

深さの他に、食洗機内部の内幅も少しだけ「深型」の方が広いです。

浅型食洗機を選択してしまうと

  • 使った食器が入りきらない
  • 大きいお皿や鍋の蓋が入らない

など、便利なはずの食洗機に不満が出てしまいます。

せっかく入れるなら「深型」もしくはフロントオープン型の食洗器をおすすめします。

まとめ:注文住宅のオススメオプション 後悔しないオプション選び

今回は、新築時のオススメオプションについて解説しました。

新築時は選べる幅も広いため、オプション選びは時間が掛かる部分です。

ぜひ今回の記事を参考にして、後悔しないオプション選びをしてください。


・後付けが難しく、希望が強い項目を優先的に選ぶことが重要→太陽光発電・蓄電池・玄関タッチキー・ビルトイン食洗機・エコキュートなど
・後付け可能なものは、スペースだけ検討しておいて、住んでから判断するのもアリ→室内物干しなど
・汚れが溜まる部分は後々、後悔することが多い→ユニットバスの人大浴槽・キッチンフロアタイルなど
・壊れた時に交換・撤去が必要なオプションには気を付ける→多灯式ダウンライトなど
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