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リビング階段は後悔する?おしゃれなリビング階段のデメリットとその対策を解説

平屋でない計画を立てているならば、リビング階段の間取りにしたい!と思いませんか?

リビング階段とは、文字通りリビングに二階へ続く階段がある間取りのことです。

またオープンなリビング階段にした場合、リビングが格段におしゃれになります。

機能面でのメリットも多く、最近は「ぜひ取り入れたい!」という声が増えています。

その一方で

リビング階段って…
  • 確かにおしゃれだけど後悔しない?
  • 実際の使い勝手はどうなの?
  • デメリットもきちんと知りたい…

という疑問も多く聞こえてきます。

そこで本記事ではリビング階段がおしゃれに見える間取りや後悔しないポイントについて、専門家の立場から解説します。

具体的な内容
  • おしゃれなリビング階段にする方法
  • リビング階段のおすすめの間取りは?
  • リビング階段のメリットやデメリット
  • こんな人はリビング階段に向かない

このような内容を解説していきます。

本記事を読むことで、失敗しないリビング階段を作れること間違いなしです。

目次

おしゃれなリビング階段にするには?

リビング階段にしたい理由で最も多いのが、「おしゃれだから」というものです。

ここでは、リビング階段のデザイン性を存分に活かせるポイントを解説します。

おしゃれなリビング階段にするには?

スケルトン階段で開放感を出す

スケルトン階段とは、段と段の間の蹴込み板が無く段下の空間が見える階段のことを言います。

階段の奥にも視線が抜けるため開放感が出て、表情豊かで洗練されたリビング空間に仕上がります。

オープンタイプのアイアン 手すりを付ける

リビング階段にオープンタイプのアイアン手すりを付ければ、リビングのアクセントになってくれます。

デザイン豊富なアイアンは細いものなら繊細な印象、太いものならワイルドな印象が作れる優れものです。

手すり下の部分が壁でなくオープンになるので2階まで光が抜けて、家全体が明るくポジティブな雰囲気になります。

吹抜けと組み合わせる

リビング階段を吹抜けと組み合わせることで、1階LDKと2階がひとつの大空間のようにつながります。

リビング空間に高さが出てとても広く感じられ、リゾートホテルにいるような非日常感のある空間にすることができます。

リビング階段を活かせるおすすめの間取りは?

リビング階段の良さを活かせる間取りを具体的に解説していきます。

リビング階段を活かせるおすすめの間取りは?
  1. 吹抜け
  2. スタディスペース
  3. スキップフロア
  4. リビング収納

気になる場所へタップして移動します

吹抜け

1階LDKと2階がつながるリビング階段と吹抜けの組み合わせは、とても人気のある間取りです。

例えば吹抜け部分に面して1階から2階まで連続して窓を設けると、外部と家全体が一体化した開放的な空間になります。

窓の外を庭にできれば、常に自然と共に過ごせる間取りに仕上がります。

スタディスペース

リビング階段を上がった先にスタディスペースを作れば、リビングと程よい距離感と保った学習環境が作れます。

リビングと同じ部屋でなくてもお互いの様子が分かるので、集中力も学習習慣も身に付きやすくなります。

スキップフロア

リビング階段を上がる途中に半個室のスキップフロアを設けた間取りも人気です。

趣味のコーナーや書斎コーナーなど、完全な個室は要らないけれど少し集中できる空間が欲しい方におすすめです。

リビング収納

リビング階段の下の空間を収納にすれば、上着や書類、おもちゃなどがリビングに散らかるのを防ぐことができます。

家全体の広さにあまり余裕のない方は、リビング収納を兼ねたリビング階段の間取りがおすすめです。

リビング階段のメリットは?

リビング階段の人気の高さは、様々なメリットから来ています。

ここでは具体的なメリットを整理していきます。

リビングが開放的で広く見える

リビング階段の一番のメリットは「広々とした開放感」です。

開放感を最大限に引き出したい場合には、吹抜けと組み合わせたスケルトン階段がおすすめです。

手すりもオープンタイプのアイアンにすれば、水平方向・垂直方向どちらも視線が抜けて家全体が一体になります。

家族とコミュニケーションが取りやすい

1階リビングと2階が階段で直接つながるため、家族お互いの様子がわかり声がけも気軽にできます。

家族のコミュニケーションの多さは、間取りによる環境も大きく影響します。

リビング階段によって、オープンな雰囲気づくりができるのも代表的なメリットです。

リビングがおしゃれになる

オープンタイプのリビング階段は見た目にもインパクトがあり、高さ方向にも広がりが出てリビング空間のアクセントになります。

LDKがシンプルなインテリアだけだとしても、リビング階段があるだけでおしゃれな空間に格上げすることができるのです。

間取り次第で家全体が明るくなる

リビング階段の近くに大きな窓を設けた間取りでは、1階にも2階にも沢山の光が届きます。

家全体がとても明るくなり、実際よりも家が広く感じるメリットもあります。

1階廊下が不要になる

今までの間取りでは、階段は1階廊下の並びにあるケースがほとんどでした。

廊下は通るだけの空間のため、無い方がスペースの有効活用につながります。

リビングの中に階段を設けてしまえば1階の廊下が不要になり、その分他のスペースに充てることができます。

リビング階段のデメリットとその対策は?

メリットの多いリビング階段ですが、メリットの裏側にはデメリットも存在します。

対策と併せて解説しますので、後悔しないために必ず確認しましょう。

子供が小さいと危ない

リビング階段はリビングと直結してるため子供が行き来できてしまい、小さな子供には危険です。

ちょっと目を離した隙に怪我をしてしまっては大変ですから、あらかじめ落下などの対策も確認しておきましょう。

落下防止対策は?

階段自体に入れないようにするなら、リビングと階段の間にベビーゲートを設けるようにします。

スケルトン階段にした場合は隙間からの落下が心配なので、落下防止ネットを張りましょう。

しばらくは見た目的に気になりますが、子どもが大きくなるまでの一時的な対策としてはとても有効です。

エアコンが効きにくい

リビングに階段があることで、リビングから2階まで空気も通り抜けていきます。

そのため、エアコンはどうしても効きにくくなるのです。

ただ温かい空気は上に、冷たい空気は下に溜まる性質があるため、夏のリビングは特に心配ありません。

暖房の暖かい空気が2階へ抜けてしまい、一階のリビングが寒くなりやすい冬に向けた対策が必要です。

寒さ対策は?

前提として、高断熱・高気密住宅を得意とする建築会社や設計者を選びましょう。

具体的に注文できる内容としては、断熱材を多めに入れてもらう、樹脂サッシを希望するなどがおすすめです。

特に家の開口部であるサッシは、家の中でも最も熱の出入りが多い場所です。

高断熱・高気密の樹脂サッシは、結露防止にもなるのでぜひ検討したいアイテムです。

さらに、リビングへの床暖房設置や空気を循環させるシーリングファンの設置などが有効です。

音や臭いが伝わりやすい

音・臭いの問題は、リビング階段を代表するデメリットです。

リビングの音やキッチンの臭いが、2階の寝室まで届いてしまう…と後悔する声もよくあります。

音や臭いの対策は必ず確認しましょう。

音対策は?:

音対策としては、2階の寝室を遮音仕様にする方法があります。

壁や床の内部への遮音シートの施工や、扉を家庭用防音ドアにするなどの対策が効果的です。

また、階段から少し離れた場所を寝室にするなどの対策もあります。

どちらにしても設計者に予め相談しましょう。

臭い対策は?

キッチンに高性能の換気設備や大きめの窓を設けて換気を良くします。

臭いの発生場所で処理できてしまえば、他の場所に広がる心配もありません。

生ごみの処理場所を考えるなどの工夫もできると良いでしょう。

プライバシーが確保しにくい

階を越えたコミュニケーションが取りやすいのがリビング階段のメリットです。

しかし、裏を返せばプライバシー確保が難しいのがデメリットです。

必要な時には家族や来客の視線を気にせずプライベートの時間が過ごせるよう、間取りの工夫が必要です。

プライバシー対策は?

階段の1階上り口を、リビングの出入口付近に配置するプランがおすすめです。

2階を利用するのにリビングを横断せずに済むので、来客中に他の家族が帰宅した時にも最小限の対面で済みます。

トイレや洗面を二階にも設けるのも有効な手段です。

扉を付けると万能なデメリット対策になる

扉がつけられそうなリビング階段の場合は、階段の入り口に扉を付けると良いです。

階段に扉がつけられるならば、これまで紹介したデメリットを全て解決できる可能性があります。

そうすれば小さい子供の安全対策になりエアコンも効きやすく、音・臭いのプライバシーの問題もクリアになります。

扉のタイプは、必要に応じて開け放っておける引戸がおすすめです。

こんな人はリビング階段に後悔するかも?

メリット・デメリットのある中でも魅力的なリビング階段ですが、後悔しないかな?…という声も多く聞かれます。

「特にこんな人は後悔するかも」という具体例を紹介しますので、ぜひ確認してください。

こんな人はリビング階段に後悔するかも?

他の家族に突然の来客がありそうな人

誰しも家ではリラックスしたいものです。

部屋着で2階から階段を降りたらリビングの来客と対面してしまった…というのは避けたいですよね。

他の家族に突然の来客があるような家庭であれば、リビング階段はおすすめできません。

逆にリビング階段でなければ、外から帰宅した時に来客があったとしても顔を合わさずに2階の自室に上がることもできます。

リビング階段を採用する場合は、来客の有無を事前に知りたいなど家族と話し合っておくことも大事かと思います。

片付けが苦手な人

吹き抜けを利用したオープンなリビング階段を採用した場合、良くも悪くも1階から2階までオープンな空間になりがちです。

どこかでモノが出しっぱなしになっていると、どうしても散らかった印象を与えやすくなってしまいます。

片付けが苦手な人がリビング階段を考える場合、収納を多めにするなどの対策が必要です。

寒がりの人

リビング階段にするとエアコン断熱効果は弱まります。

冬に暖房が効きづらく温まりにくいリビング階段の間取りは、寒がりの人にとっては要注意です。

もちろん暑さ・寒さの感覚は人それぞれで、地域ごとの気候条件によっても異なります。

ですが、思ったよりも寒かった…などと後悔しないように注意しましょう。

間取りを考える際に、寒さ対策について設計者や施工会社に相談しましょう。

まとめ:おしゃれなリビング階段のおすすめの間取り!デメリットとその対策は?

ダイナミックな空間が人気の「リビング階段」のある間取りについて解説しました。

リビング階段があるだけで、デザイナーズハウスのようなおしゃれな空間が演出できます。

本記事で紹介したポイントをしっかり押さえて「自分達に合っているか」を確認し、納得のいく間取りを計画してください。

他にも人気の間取りについてはこちらで解説しています。

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