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【注文住宅を工務店で!】どうやって選ぶ?選び方の注意点やポイントを徹底解説!

はっきり言います。家を建てる上で一番大事なことは会社選びです。

あたなの希望を叶えてくれるか、満足できる家づくりが出来るのは工務店次第です。

あなたの希望を叶えてくれる工務店を選ぶ時に気を付けたい大事なポイントを解説していきます。

実際に建築業界の中から見た工務店ごとの差や選ぶ時の注意点も一緒に解説していくので

選ぶべき工務店、選ぶと後悔する可能性が高い工務店の見分け方が分かります。

最後まで確認して下さい。

目次

工務店を選ぶ上での注意点・確認したい部分はどこ?

工務店を選ぶ上での必ず注意しながら確認して欲しいことをまとめました。

これらを確認する事で、失敗を大きく減らすことが出来ます。

工務店はハウスメーカーに比べて倒産の可能性がある

大手ハウスメーカーと違う点は、倒産のリスクがあるということです。

施工実績が豊富で地元に密着して、信頼の高い会社を選びましょう。

倒産する会社の兆候
  • 着工が急激に落ち込む
  • 社員や職人が急激に退職する

こんな会社には要注意!倒産しない会社を選ぼう!

着工が落ち込む事を確認する方法はありますか?

担当の営業マンに参考までにここ数年の着工数を確認しましょう。

5年間ぐらいの着工数を確認して極端に減っていれば要注意です。

住宅完成保証制度に加入しているか?

もし工務店側が建築途中で倒産した場合どうなるか…気になりませんか?

建築では下記のタイミングで、工務店側に資金を振り込みます。

工務店へ資金を振込むタイミング(例)
  1. 着手金:頭金とも呼ばれ100万円もしくは全体請負額の10~20%
  2. 中間金:上棟後に全体請負額の60%(住宅ローンでは3分の2程度)
  3. 最終金:引き渡し後に残金全て(住宅ローンでは約3分の1程度)

住宅ローンを利用の人も同様のタイミングで実行(支払い)されます

最も最悪なタイミングは、中間金が振り込まれた後のタイミングです。

倒産してしまうと、家が完成していない状態でも

振り込んだお金は返ってこず、住宅ローンだけ残ってしまいます。

そういった事態を避けるためにも、工務店自身が住宅完成保証制度に加入しているか?を確認しましょう。

住宅完成保証制度とは
  • 工務店が建築途中に倒産しても、保険として完成まで株式会社住宅あんしん保証が面倒を見てくれる制度
  • 住宅あんしん保証が直近3年間の財務状況などを審査して優良な建築会社と認めた会社しか登録出来ない

全ての工務店が加入しているわけではない

この制度に加入していると安心して任せることができます。

定期的なアフターサービスがある会社か?

工務店は少数で経営している会社が多く、アフターサービス専門部署がない場合がほとんどです。

アフターサービス部門がないからダメということではありません。

現場監督や営業担当が兼務していたとしても、

定期的に決まったアフター点検を行っているか?が重要なポイントです。

緊急性を要すること以外は、

どうしてもアフターサービス業務は後回しになりがちですが

定期的なアフターサービスで点検などの制度が設けられていれば安心です。

自社設計・施工を行っている会社

工務店によっては、施工や設計を別の会社に依頼している場合があります。

設計の場合、意匠設計と構造設計の2つがあります。

意匠設計とは?
  • 間取りや外観なの設計

設計事務所などへ意匠設計を丸投げの工務店も有

構造設計とは?
  • 耐震設計をメインとする設計

専門ソフトで計算を行う・構造設計事務所へ依頼を行い構造計算をする工務店も有

基本的には、自社設計の設計担当者が、間取りの要望などを聞き取りながら意匠設計を行う事が一番良いです。

他社(設計事務所など)へ丸投げを行った場合、自分達の要望が届かない場合もあります。

工事も同様です。
自社の大工さん(専属の大工さん)ならば工務店の考えが分かっているケースが多く失敗のリスクは少ない。

社長、営業・設計責任者が建築に詳しい人か?

まれに社長が建築にあまり詳しくない事もあります。

  • 社長が2代目、3代目で建築・住宅で興味がない

こういった場合は悪い意味でコンセプトがズレていくケースが多い。

現場クレームは責任者なのにもかかわらず

建築(家づくりや施主の気持ち)が分かってなく対応がイマイチになるケースもありえます。

逆に、社長が建築(自社の建物)に熱い人であれば自然に社員にも教育がされている可能性が高い。

社長の人柄、建築に関する想い入れを確認することは大事

住宅の性能値が建築基準法以上の耐久性があるか

住宅の最低限の性能は、建築基準法で定められています。

しかし、「建築基準法は最低限のレベルを定めた法律で、これを守っていれば安全とは限らない」ということです。

国が定めた基準を全てクリアしています!とPRする会社がありますが、これは当たり前のことです。

耐震と断熱に関しては、現在国が定めている建築基準法のレベルでは正直不十分です。

耐震基準は、耐震等級という1~3(3が最高)で表されます。

耐震等級とは?
  • 耐震等級1は、建築基準法をクリアしたレベル。
  • 耐震等級2はその1.25倍のレベル
  • 耐震基準3はその1.5倍のレベル

耐震等級1は震度6強~7で倒壊しないレベル

この耐震等級については注意点があります。

それは1回目の震度には耐えれる想定ですが、2回目・3回目の震度6~7には耐えれる想定はしていません。

補足情報
  • 想定されている一般的な地震の揺れの速さを表すガルでは、200~400ガル(マグネチュードではない)
  • 阪神・淡路大震災は818ガル・熊本地震は地点等により様々ですが1000ガル以上

建築基準法が緩いと言わざるを得ないです。

そのため、建築基準法を守っている!だから安心!という工務店では安心できないとなります。

断熱性能も同様。

国が定めている省エネ基準自体が緩く、これを少し上回っているだけではとても高断熱住宅とは言えない

家族・知人からの紹介は基本NG

例えば親・親戚・友人からの紹介の場合ですが、正直紹介は断りにくいです。

話が進んできて本当は違う工務店にしたいのに、

紹介の手前、断れなかったというパターンは実際多いです。

こんな場合はOK
  • 自分の好みやイメージがピッタリ!
  • たまたま自分が建てたい会社

こういった場合は以外は基本やめていた方が無難

紹介値引きキャンペーンは、よくあるキャンペーンで乗せられがち

しかし、本当に建てたい工務店を自らの意思で選ぶ方が後悔は少ない

工務店を選ぶ上でのポイントは?

続いて、工務店を選ぶうえでのポイントも解説していきます。

明確な建築へのポリシー・企業理念があるか

明確な建築のスタイルがある会社かどうかはしっかり見極めましょう。

家のコンセプトの例
  • 自然素材を使った家
  • カルフォルニアスタイルの家
  • 洋風の可愛らしい家

コンセプトがしかりしている会社はイメージ通りの家になる可能性が高い

また企業としての理念、社長の理念があるか、を確認しましょう。

工務店経営において意外に重要なポイントで、

長続きしている人気の工務店は企業理念があります。

自分の好みのデザインか

デザインは工務店によって様々です。

設計力・デザイン力のない会社の場合はいくら提案してもらっても自分の好みの家が建つはと言えません。

そのくらい、どこの会社に依頼するかは大事です。

最近はインスタやピンタレストを活用して自分好みのデザインを手軽に検索できます。

写真や画像を見せながら具体的なイメージを設計時に伝えておくと良いです。

ここで大事な事は得意とするスタイルを常に建てている会社に依頼することです。

  • 建てたい家は可愛らしい洋風の家
  • 今までの施工実績が和風の家しか建てた事ない

洋風レストランに行って中華料理を頼む事と一緒です。得不・得意があるので必ずHPを確認!

このおしゃれ工務店では、各会社の成功例を確認にする事が出来ます。

施工事例などを確認して自分の好みの施工実績がある場所に依頼する事で

イメージ通りのデザインになる可能性が高いです。

施工実績をしっかりみて、素直に気に入ったデザインの会社から

選定してみるのも良いでしょう。

現場管理がしっかりされている会社(協力会社の態度等も)

候補の工務店を絞ってきた段階で、見るべき重要なポイントはズバリ「現場」です。

筆者が100社以上の会社を見てきて言えることは、良い工務店は「現場」を見れば分かる!

「現場が汚い工務店は色々と問題も多い」

具体的にはいつ行っても

工具や建築材料・切り刻んだ部材などが散らかっている現場の会社は施工自体も上手い印象はありません。

現場が汚い場合、仮設トイレも同じように汚い場合がほとんどで

職人の喫煙管理なども不十分な会社が多いです。

反対に現場がきれいな会社は管理が徹底されている

現場をキレイにする、という管理・教育が行き届いている会社は

施主様の家を大事にする想いが強く、仕事も丁寧と言える。

良い工務店がいくつかあって迷った時は、建築中の現場を見せて貰う事が一番です。

現場の中などを確認して管理が良き届いている会社かどうかの判断が出来ます。

ハウスメーカー並みの住宅性能を目指している会社

住宅性能をどの程度を目指しているかは大事なポイントです。

この家ではこうだった、この家ではこうだったなど

必ず、1棟1棟で性能を提示してくれる会社がベストです。

モデルルームではなく、自分の家ではどうなのかが一番のポイントです。

確認して欲しい住宅性能
  • 耐震性能(耐震等級3も許容応力度計算で算出したものか?)
  • 断熱性能(UA値はZEH以上が望ましい・出来ればHEAT20 G2)
  • 気密性能(建築後に測定値を提示してくるか?)

この3つは必ず確認して欲しい

最低でも上記3つを確保した上で、デザインや間取りなどの家づくりをしましょう。

もちろん費用がかかる場合もありますがその分ランニングコストを下げる事も出来ます。

耐震等級や断熱性を優先すると希望通りの間取りが取れない
計算もお金がかかるからやめた方が良い
という会社も中にはあります。
「計算ができない」「計算が面倒」と言えないための回避策として言っている場合も多いです。

他社と比べてメリット・デメリットをはっきり説明があるか

他社と比べてメリットがハッキリと言える会社は、はっきりとした考えやポリシーを持って家を作っています。

また反対にデメリットをしっかり説明できることも重要なポイントです。

できないコトや苦手なコトを最初に伝えてくれる会社も、安心感があります。

特に自社のデメリット・苦手な点も説明してくれる会社は、良い工務店である可能性が高い

相見積を複数社とって適正価格を見極めよう

コストに関しては必ず複数の会社に相見積もりを取りましょう。

出来るだけ同じ大きさ・同じ仕様で見積を取るようにしましょう。

複数の見積りを比べることである程度価格が見えてきます。

大きく金額が異なる場合は、何かしら重要な部分の仕様が異なる可能性が高いです。

基本的には建築費用は、質がコストに比例してきます。

予算もありますが、最終的には安ければ良いとの判断だけでなく

メンテナンスなども含めて総合的に判断しましょう。

まとめ:工務店を選ぶ時の失敗しない方法!

大事な事なので、もう一度言います。

家づくりが成功させる一番のポイントは工務店選びです。

工務店選びを失敗しなければ、家づくりの失敗はほぼありません。

是非、工務店選びに失敗しないようにして下さい。

では今回の記事のまとめです。

工務店の選び方
  • 地元密着型で、施工実績も豊富な会社か?
  • 社長、営業・設計責任者が建築に詳しい人か?
  • 明確な建築へのポリシー・企業理念があるか? メリット・デメリットをはっきり説明してくれるか
  • 住宅完成保証制度へ加入しているか?
  • 定期的なアフターサービスがある会社か?
  • 自社設計・施工もしくは協力施工会社が該当工務店の専任で、 現場管理が徹底されているか?
  • 耐震性能・断熱性能・気密性能がハウスメーカー並・それ以上
  • 家族・知人からの紹介は基本NG、複数社で見積をとって適正価格を見極めよう

上記の項目がどれだけクリアしているか、を参考にして、

家づくりで重要な工務店選びをしてみましょう。

家づくりの流れを詳しく知りたい人はこちらも参考にして下さい。

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